すい臓は沈黙の臓器と言われ、問題があってもなかなか自覚症状が現れにくい部位です。
すい臓がんの早期発見には、様々な症状を見逃さないことが重要です。その症状の１つに腰痛があります。
すい臓は、胃の裏側（背中側）にあります。
みぞおちの少し下の背中側になります。
すい臓がんになるとすい臓を取り巻いている膜に炎症が起こります。そのため、背中から腰あたりを圧迫するので腰痛が起こるわけです。
ですから、すい臓による腰痛は、
腰だけではなくて背中にも痛身を感じることが多くなります。
一般的な腰痛は背中や腰の筋肉が固まったり疲労したりして起こりますが、すい臓がんの場合は内側から腰が圧迫されて起こります。ですから痛みに違いがあるのです。
とはいってもその痛みの違いを認識するのは難しいですよね。
すい臓がんの腰痛と一般的な腰痛の決定的な違いは、腰痛以外にも様々な症状が現れることです。
腹痛、黄疸（皮膚や目、体液が黄色くなる症状）、体重減少、胃痛、食欲不振、だるさ、などがあります。腰痛と同時にこれらの症状がいくつかある場合は、すい臓がんの腰痛の可能性があります。
そしてもう一つ、
すい臓がんによる腰痛は、マッサージをしてもらっても痛みは消えません。マッサージをしても腰痛が一時的にでも良くならない場合は、すい臓がんの可能性があります。
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